リリアン・バスマン写真展
こんにちはvolonte西本です。
先日、シャネル・ネクサスホールにて、写真展
『リリアン・バスマンの仕事』
を見てきました。
リリアン・バスマン(1917-2012)は世界的に評価を受けているファッション写真家です。
もともと、アーティスト、アートディレクターの教育を受けている彼女の写真は、とにかく美しかった!
写真を見ているのに、まるで絵画を見ているようでした。
光と影のバランスが絶妙!
にじませて水墨画のようにしたものや、グラフィックのようなものまでさまざま。
カメラワークだけではなく、暗室での仕事にもこだわりがみえました。
ただ、その仕事には、私たちが日常でよく使うティッシュやコットン、針や糸などを使っているというのだから驚きです!
この彼女の仕事は、確執もよんだようで、当時の有名な雑誌編集者カーメル・スノウに
「あなたがここにいるのは、アートを創るためじゃない。ボタンとリボンを見せるためなのよ。」
と言わしめたほどだったそう。
「女性は本来、上品さを持ち合わせているもの。」
彼女の写真からはそれが芯から伝わってきました。
指先から身体、ドレスや帽子にいたるまで、その美しすぎるラインに魅了された写真展でした。
残念ながら、写真展は終わってしまいましたが、どこかで写真集などをみかけることがあったら、
ぜひページをめくってみて下さい。
恵比寿 美容室 volonte-ヴォロンテ